二つの慣性座標系
と
の間の線形座標変換で、
Eq.(1)を満たすものローレンツ変換である。
空間座標
をデカルト座標にとるとき、
二つの慣性座標系間のローレンツ変換は、
座標間の相対速度
だけに依存し、
座標系の回転などを考えず、
proper なもの
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(3) |
に限れば、一般に
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で与えられる。
ここで両慣性座標系間の相対速度
は光の速度で規格化してあり、
は Kronecher delta である。
座標変換の行列を
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(7) |
で定義すれば、
が
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(8) |
を満たす。
例えば、
二つの近接した事象間隔を表す四元ベクトル
の反変成分
や共変成分
はそれぞれ
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(9) |
と変換されるものとする。
同様にすれば、二階のテンソルは
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(10) |
などと変換される。
また計量テンソルを用いて反変成分と共変成分とが
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(11) |
などで結びつけられる。
ここで
である。
Subsections
fat-cat
平成16年11月28日