光子(電磁波)のエネルギーと運動量とは二つの座標系の間で、
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(72) |
と変換される。このときEq.(59)
から、
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(73) |
を得る。
粒子の瞬間的な静止系での電磁波の出力(Power) は
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(74) |
で定義される。
従って
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(75) |
である。
観測者の系で電磁波の出力を
なる を使って
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(76) |
と定義する(emitted power)。
このときEq.(73),Eq.(74),Eq.(76),と の関係より、
である。
また、
観測者の系での電磁波の出力を
なる を用いて、
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(79) |
と定義する(received power)。これも同様に考えて、
であることが分かる。
今、
粒子の静止系で
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(82) |
が成立しているとする。
このとき
なる関係が成り立つので、
であることが分かる。
よって上式は結局
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(83) |
と計算される。
この場合、 はどの慣性系でも同じ値を持つ量であることが分かる。
荷電粒子の静止系での Larmor の公式より、
であるから、Eq.(69) より
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(84) |
となり、
また粒子の加速度の方向が粒子の速度の方向に一致するとき、
であるから、
となり、次式を得る。
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(85) |
fat-cat
平成16年11月28日