Subsections
慣性系 
 に沿って速度 
 で運動している慣性系 
 を考え、二つの慣性系に於ける
三元加速度ベクトル 
 と 
 とを
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(63) | 
 
で定義する。
 を 
 で表すには、
Eq.(20) を参考に 
 と置き換えることで
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(64) | 
 
と書くことができる。
また今、
とする。
今角速度は光速度 
 で規格化されているので、
規格化する前に戻すと、
であるので、
となる。この両辺を 
 で微分すると、
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(65) | 
 
であるから、
これに注意すると、
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(66) | 
 
となる。
 とするとEq.(64)は
と書ける。今、
とすると、
 の全微分 
 は
と書けることから、これを整理すると
となる。
Eq.(65) より
となり、最終的に
![$\displaystyle \va = \frac{\va'}{\gamma^2\sigma^2} -\frac{\vn \cdot \va'}{\gamma^2\sigma^3}\left[\frac{v}{c^2}\vu' - \vn (\gamma-1)\right]$](Special_theory_of_relativity-img347.png)  | 
(67) | 
 
となる。
今の場合、各成分は
で与えられる。
もし慣性系
 が粒子の瞬間的な静止系であるとすれば 
 であるから
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(68) | 
 
となる。
運動方向 
 について平行、垂直な加速度成分をそれぞれ 
 と書くと、
であり、
今の場合 
 であるので
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(69) | 
 
である。
fat-cat
平成16年11月28日