CN 循環については(73)の右辺の最後の項を無視できるとし、
また、
として
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(77) |
とすれば、
これは閉じた方程式になっていて、
行列を使って
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(78) |
と書ける。また、
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(79) |
であるから、
である。
(78)の解を
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(80) |
として求める。
特性方程式を立てると
であるから、これを整理すると
となるので、固有値は
となる。
ここで
である。
(80)より
であるから、固有値を代入すると、適当な規格化のもと
のとき
より
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(81) |
となる。
のとき、 とすると
より
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(82) |
となる。
のとき とすると
より
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(83) |
となる。
これより一般解は、任意定数を として
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(84) |
で与えられる。
の極限、つまり循環が平衡に達するとき、
であるから、
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(85) |
であることが分かる。
もし
なら、
触媒核の殆ど全てが
になることが分かる。
fat-cat
平成17年1月10日