ある慣性系 に於いて相対論的な運動をしている電子が光子と衝突することで、 電子の運動エネルギーが光子のエネルギーに移されることがある。 この様なコンプトン散乱の過程を特に逆コンプトン散乱(inverse Compton scattering) という。 ここでは電子の静止系 で光子のエネルギーが電子の静止エネルギーに比べて十分小さい場合を考える。