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(a)の結果から電磁波が粒子に与える単位時間当たりの運動量のz成分を求めよ。
又、11-2-(c)の結果との比を求めよ。
電磁波が粒子に与える単位時間当たりの運動量は、粒子が受けるLorentz力である。
電磁波が粒子に与える単位時間当たりの運動量のz成分を
とすると
![$\displaystyle p_z = F_z = \frac{q^2 E_0^2}{\gamma c}$](Report03-img220.png) |
(52) |
である。また電磁波が粒子に与える単位時間当たりのエネルギー(=電磁波の仕事率)との比をとると
![$\displaystyle \frac{W}{p_z} = \frac{\dfrac{q^2 E_0^2}{\gamma}}{\dfrac{q^2 E_0^2}{\gamma c}} =c$](Report03-img221.png) |
(53) |
となる。この比は結局、
電磁波が粒子に与えるエネルギーと、電磁波が粒子に与えるz成分の運動量の比である。
この時もEq.(39)が成り立っている。
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp