Subsections
これらの結果を用いて弱結合プラズマでは、デバイ遮蔽は無衝突プラズマの現象であり、非常に多数の電子が協調的に関与していることを示せ。
一個一個の電子の、中心電荷に対する関与を考えた場合それは小さいが、
その領域には中心電荷を中和するのに十分な数の電子が存在している。これがデバイ遮蔽である。
無衝突プラズマは衝突することがないので、相互作用し合うことはない為、互いに協調し合うことは不可能である。
にもかかわらずデバイ遮蔽が起こるのは、多数の電子の非協調的な作用の結果であり、それはあたかも全体が協調しているように見える。
脚注
- ...一個一個の電子の、中心電荷に対する関与
- 中心電荷に僅かに引き寄せられる、つまりラザフォード散乱により散乱される。
- ...
その領域には中心電荷を中和するのに十分な数の電子が存在している
- 1の結果
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp