周波数分布は、中心周波数の廻りで 程度の広がりを持つ。 この物理的理由を波の干渉を用いて定性的に説明せよ。 ここで をcoherent time(可干渉時間)という。
無限の過去から無限の未来にわたってEq.(8)が観測できれば、観測される周波数に広がりはなく、 周波数の完全な単色光として観測される。しかし有限の時間の間のみの観測ではそのようにはならない。 この時の周波数の広がりを としてこれを評価する。 このとき最大の周波数は と書き、 最小の周波数は と書く。 ある位相の波をうち消す波の位相は、もとの波の位相に比べだけずれている必要があるが、 全ての位相の波についてこれが成り立つのは波の位相がで一回りするので、 全ての周波数の波の位相が0からの範囲に分布したときである。 よって、