[
Next 7]
[
Up: 6]
[
Previous: 6]
Subsections
電荷密度の保存
![$\displaystyle \del{\rho}{t} +\Nabla \cdot \vj = 0$](Report01-img130.png) |
(29) |
が電荷の保存を表すことを、積分形の電荷保存則を用いて示せ。
ある任意の体積を
、その表面積を
としその表面上外側に向いた法線ベクトルに平行で、大きさが
の微小面積要素ベクトルを
とする。
Eq.(29)を体積積分すると
となるが、このとき電荷密度の時間変化の体積積分は
となる。ここで
は
中に含まれる全電荷である。
また、ガウスの発散定理より、
となり、これは
の定義から
の内側から外側に出ていく電流密度フラックスの総和、つまり電流
を表している。
よって、
![$\displaystyle \del{Q}{t} + \int_S \vj \cdot d{\bf S} =0\, ;\quad \left[\, \del{Q}{t}+I =0 \, \right]$](Report01-img140.png) |
(30) |
は積分形の電荷の保存則を表す。
よってこの式の元となるEq.(29)も又電荷の保存を表していることになる。
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp