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RC回路のコンデンサーの両端に
というパルス電圧をかけた。
コンデンサーの両端の電圧の時間発展を表す微分方程式をたて、
それを変数変化法を用いて解き、時間変化を求めよ。
回路に
の入力があり、
電圧降下はコンデンサーと抵抗に於いて
であるから、
と書ける。以後
と書き、上の方程式を
について解く。
より、微分方程式は
![$\displaystyle \frac{dV(t)}{dt}+\frac{1}{RC} V(t) =\frac{v_0}{RC}\delta(t)$](Report01-img102.png) |
(21) |
となる。
この同次方程式の解はすぐ求まり
である。以後
とし、これを時定数と呼ぶ。
非同次方程式の解は定数変化法
を用いて求める。
代入すると
となる。コンデンサーは最初帯電していなかったと考えると
であるから、結局求める電圧の時間変化は
![$\displaystyle V(t)= \frac{v_0}{\tau}\theta(t) \, e^{-{t}/{\tau}}$](Report01-img108.png) |
(22) |
となる。
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp