Subsections
![$\displaystyle \left(\Nabla^2-\mu^2\right)\phi(\vr) = -4\pi q_0 \delta^3(\vr)$](Report07-img162.png) |
(42) |
両辺をFourier変換し整理すると、
となる。これをFourier逆変換すると
となるが、先ほどと同じように座標系を変えると
となる。今非積分関数は明らかに偶関数であるから
であるので、
を計算することを考える。
複素平面で上半円を考えて
となる。ここではジョルダンの不等式を用いた。よって留数定理より
となり、結局次のような解を得る。
![$\displaystyle \phi_{+}({\bf r}) = \frac{8\pi q_0}{4\pi^2}\frac{1}{\vert{\bf r}\...
... \frac{\pi}{2}e^{-r\mu} =\frac{q_0}{\vert{\bf r}\vert}e^{-\mu\vert{\bf r}\vert}$](Report07-img177.png) |
(43) |
今は上半円を考えたが、下半円を考えることも出来るので
![$\displaystyle \phi_{\pm}({\bf r}) =\frac{q_0}{\vert{\bf r}\vert}e^{\mp \mu\vert{\bf r}\vert}$](Report07-img178.png) |
(44) |
となる。
でシールドされ、無限遠方で零になるようなポテンシャルを考える場合、
である。
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp