振動が球構造の場合を考える。
このとき一般にはの関数である。
Eq.(33)を成分で書き下すと
|
(36) |
となる。Eq.(33)のdivergenceをとり、Eq.(36)を用いると
|
(37) |
を得る。更にEq.(36)を用いEq.(34)を整理すると、
|
(38) |
となる。Eq.(37),(38)より、についての偏微分方程式
|
(39) |
が得られる。
今、球面調和関数を用い変数分離
とし、
|
(40) |
と書くと、Eq.(39)は
となり、両辺を
で割り、整理すると、
となる。角度に依存する微分方程式は確かにヘルムホルツ方程式である。
の角度依存成分が球面調和関数に比例するので、Eq.(36)より、
|
(43) |
また
|
(44) |
|
(45) |
となることが分かる。
fat-cat
平成17年2月26日