無限遠方での入射電子の数密度をとする。単位時間当たり単位面積を貫く電子の数は、単位面積を底辺とする体積の立方体に含まれる電子の数と一致する。 無限遠方での電子の入射フラックスは単位面積当たり単位時間当たりに通過する電子の数であるから、
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実際の散乱実験では衝突係数を制御することは出来ない。そのかわりにの分布が一様な多数の同一速度粒子を散乱させ、散乱後ある方向に来る粒子の数を測定する。 この時は散乱角の関数としてEq.(3)を用いて
入射方向に垂直な単位面積を単位時間当たりに通過する電子の個数はである。 散乱角がと になる衝突係数をととする。 入射粒子の内衝突係数がの間にある電子の数は、が負の場合も考慮して、
Eq.(6) | (8) |
単位面積を単位時間当たり個の電子が入射したとき単位時間に単位立体角当たりに散乱される散乱電子を
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著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp