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1 ボーズ粒子
2
フェルミ粒子
次にフェルミ粒子について考える。 Eq.(
2
) の両辺の自然対数をとり、 スターリングの公式を適応させると、
(
9
)
となる。ボーズ粒子の場合と同様に
の変分を考えると、
であるから、
(
10
)
を得る。Eq.(
10
) より、ボーズ粒子の場合と同じようにラグランジュの未定乗数法を用いると
となり、
(
11
)
となる。即ち、
(
12
)
を得る。
以上より、ボーズ分布、フェルミ分布は
(
13
)
で表されることが分かる。
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fat-cat 平成17年2月16日