まずボーズ粒子の場合を考える。
Eq.(1) で は壱に比べて十分大きいとしているので、
分子分母にある を無視できる。
よって、この式の自然対数をとりスターリングの公式
を適用すると、
となる。
の変分を考えると、
と書けるが、 が十分小さいときに成り立つ、
なる関係式を使うと、
の二次以上を無視して、
となるので、結局
を得る。
よって
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(4) |
が得られる。
の変分をとる際、
は一定であるので、
の条件が成り立つ。
エントロピーが極大をとる条件は、Eq.(4)が零でなければならないので、
ラグランジュの未定乗数法により、
を任意の定数として、
を作ると、
が得られ、
の係数を零とおいて
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(7) |
となる。
即ち、
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(8) |
であることが分かる。
fat-cat
平成17年2月16日