図壱のような RC回路を考える。
が入力、が出力である。
外部から電圧がかかっていない場合に回路を一周すると、電圧降下は
であるから
より、微分方程式は
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(1) |
と書ける。
この同次微分方程式の解はすぐ求まり
である。ここでは時定数(time constant)といい、
系の典型的な反応時間(typical response time scale)を表す
今外部からコンデンサーの両端に
というパルス電圧(入力信号)をかける(入力信号を何故パルスにするかについては後述する)。
これより微分方程式Eq.(1)は次のような非同次方程式になる。
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(2) |
同次方程式の解は既に得られているので、この解を元に定数変化法
を用いることで解を求める。
実際に代入すると、
:単位階段関数
となる。コンデンサーは最初帯電していなかったと考えるとであるから、電圧の時間変化は
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(3) |
となる。このことから、一瞬に起きたパルス入力に対して、出力は程度の時間を掛けてゆっくりと減少していくことが分かる。
fat-cat
平成17年2月17日