Next:
B. ガウスの積分公式
Up:
デルタ関数(Delta function)
Previous:
2 Eq.(17)で表される関数列
A. 複素積分
積分
を求める。
図 13:
積分経路
図の様な二つの半円と線分からなるジョルダン曲線を考える。 今
とおくと、
よりこの曲線の内部で
は正則である。 よってコーシー・グルサの定理より
(
18
)
が成り立つ。ここで
であるから、Eq.(
18
)の左辺は
(
19
)
となる。 また経路
について
(
20
)
となり、経路
に於いては
(
21
)
であることが分かる。
図:
以上より、
であり、
は偶関数であるから、求めるべき積分は
(
22
)
である。
Next:
B. ガウスの積分公式
Up:
デルタ関数(Delta function)
Previous:
2 Eq.(17)で表される関数列
fat-cat 平成17年2月18日