粘性による単位時間体積当たりの散逸エネルギー発生率
は
![$\displaystyle \varepsilon = \sum_{i,j=1}^{3} \tilde{\sigma}_{ij} \frac{\partial...
...l x_j} = \frac{1}{2\eta} \sum_{i,j=1}^{3}\tilde{\sigma}_{ij}\tilde{\sigma}_{ij}$](Accretion_Disk-img74.png) |
(15) |
で与えられる。ここでは
を仮定している。
従って、もし応力テンソルの
成分だけが零でないとすれば、
散逸エネルギー発生率を円盤の厚さについて積分して
となることが分かる。
またこのとき
とすると
であるから、散逸エネルギーは次のように計算することができる。(微小面積
と散逸発生率との積を
から無限大まで積分する)
![$\displaystyle \int_{r_\mathrm{in}}^{\infty} 2\pi r \bar{\varepsilon} dr = \frac...
...}\right]_{r_\mathrm{in}}^{\infty} =\frac{1}{2} \frac{GM \dot{M}}{r_\mathrm{in}}$](Accretion_Disk-img81.png) |
(17) |
従ってこのとき、
重力エネルギーの半分は輻射として円盤から放出されるが、残りの半分は中心の星(と円盤との境界)にまで持ち越されることになる。
fat-cat
平成17年1月9日