応力テンソルを使い角運動量保存の式を導く。
今考えているガスリングに於ける角運動量を
とすると
であることは、
問壱本文中と式(7) からも明らかである。
角運動量に対する運動方程式より
であるが、いま考えているのはガスリング上であるから
である。
上式左辺の微分はラグランジュ的な微分であるから、
偏微分で書き換えると
となるので、運動方程式は
と書けることが分かる。
の項は問壱同様に考えると、
閉曲線を貫いて
に流入流出するトルクであると考えられるので
となる。
以上より式を書き下すと
となり、両辺を
で割って
の極限をとり整理すると次のような角運動量保存の式を得る。
![$\displaystyle r\frac{\partial}{\partial t} \left( \Sigma r^2 \Omega \right) + \...
...tial}{\partial r}\left(\nu \Sigma r^3 \frac{\partial \Omega}{\partial r}\right)$](Accretion_Disk-img43.png) |
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平成17年1月9日