天体測定学 I 演習:天体観測装置の製作
天体からの光を計測する可視光の光電子増倍管を用いた簡単な観測装置を製作し、測定を行う。光子の検出方法の原理を学習し、検出信号をデジタル信号に変換して計測する回路を理解する。さらに実際に増倍回路を製作し、性能を評価することを通して、天文学における実験観測に親しむことを目標とする。
- 光子検出法の理解
- 電子部品の理解
- 電子回路の理解
- 半田付けの練習
- 電子回路の製作
- 自作増倍回路による光子の検出の実験
- 光量とシグナルの関係の測定
これにより
- 自作装置の動作実験の楽しさと難しさを実感すること
- 半田付けにより電子回路を製作すること
- 光子検出の仕組み、電子回路について理解すること
- 物理計測の基本的な仕組みについて理解すること
を目的とする。
最後に開発内容と実験結果のレポートを提出してもらう。レポート内容に基づいて評価する。
この授業では本格的に半田付けによる回路製作を行い、増幅装置を自作する。増幅装置はさまざまな物理測定の根幹となる回路である。自作装置により測定を行うことにより、天体観測・物理計測の仕組みを理解してほしい。
講義予定:4セメスター木曜日3、4コマ目
- 光を検出するということ
- 電子部品の理解
- 電子回路の理解
- 回路製作の実習
- 電子回路の実装
- 光子検出の実験
- 星からの光量と測定値の関係
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