自己紹介

理論宇宙物理学の研究者です。宇宙で起こる不思議な現象のことを考えて日々を過ごしています。

専門は理論宇宙物理学。 よくわからない現象はだいたいなんでも面白がりますが、 物理学の基礎的なところとの結びつきが強そうな場合ほどより面白がります。 それもあって、ブラックホールや中性子星などの"コンパクト"な天体が関係する現象に惹かれる傾向にあります。 特に、時間変化する天体、突発的な天体は情報が多く、楽しいです。

よくわからない観測結果にうまい解釈を与えることができると喜びますが、 それ以上に「コレコレなのでコレコレな観測をすればコレコレがわかる」という感じの仕事が好きです。 そういう仕事に基づいて観測が専門の人々と論文や観測プロポーザルを一緒に書いたりもします。 観測する光の波長や粒子の種類にこだわりはありません。むしろ可能な限り組み合わせようとします。

基本的に紙と鉛筆+alphaで研究していますが、必要に応じてスパコンと仲良くなる努力もします。

これまで実際に手を動かした研究の対象は
・(初代星が起こす)ガンマ線バースト
・超高輝度超新星爆発(の回転エネルギー駆動モデル)
・高速電波バースト
・星の重力崩壊とブラックホール形成
・コンパクト連星の合体(白色矮星x2, 中性子星x2, ブラックホールx2)
・マグネターからの重力波
・いろいろな衝撃波での宇宙線加速
・宇宙初期の超巨大ブラックホール
・高エネルギー電子陽電子宇宙線の起源
・高エネルギーニュートリノの起源
・(パルサータイミングを使った)ダークマター探査
・銀河の合体
などです。時系列ではありません。詳しくは 論文など をご参照下さい。

上のような研究に興味がある学生の方はお気軽にお問い合わせ下さい。


職歴

・2022年3月から現在まで : 東北大学天文学教室 准教授
・2016年9月から2022年3月まで : 東京大学理学系研究科 助教
・2014年9月から2016年9月まで : カリフォルニア州立大学バークレー校 NASA Einstein fellow
・2012年4月から2014年9月まで : ペンシルバニア州立大学 日本学術振興会海外特別研究員


学歴

・2012年3月 : 京都大学 大学院理学研究科 博士課程修了
・2009年3月 : 京都大学 大学院理学研究科 修士課程修了
・2007年3月 : 京都大学 理学部卒業


連絡先

・[名前]: 樫山和己
・[所属]: 東北大学天文学教室
・[居室]: 青葉山キャンパス理学研究科合同C棟S502号室
・[メールアドレス]: kashiyama_at_astr.tohoku.ac.jp