このページは普段使っている計算機(パソコン)についての「自分のための」覚え書きです。
- Vine Linuxインストール
- マルチドライブの電源
- PSプリンタの設定
- Canonプリンタの設定
- LinuxからWindowのファイルを見る
- iraf
- iraf設定
- irafで使ったコマンド
- xgterm
- ds9
- scpコマンド
- gnuplotコマンド
SSH
Vine Linuxの場合、標準のファイヤーウォール設定ではSSHでログインできない。そこで[デスクトップ]→[システム管理]→[セキュリティレベルとファイヤーウォールの設定]でsshの所にチェックを入れなければならない。
Vine Linuxのインストール
- デュアルブートするならKnoppix等であらかじめインストールするパーティションを作っておく。
- Let's Note W7ではディスプレイが認識されない。[Generic LCD Display]→[LCD Panel 1024×768]に設定。
- パーティションの設定は、[自動パーティション設定]、[システムのすべてのLinuxパーティションを削除]。
- ブートローダーの設定でWindowsかLinuxのどちらをデフォルトにするか、またブートラベルを適当に編集する。
マルチドライブの電源
Let's Note特有の現象だろうけど、デフォルトの設定では起動するだけではマルチドライブの電源は入らない。Windowsだと本体側面のDRIVEスイッチで起動するがVineだと起動しない。なので電源投入時に[F2]を押してBIOS Settingを行う。[メイン]→[DVDドライブ電源]→[オン]として保存して立ち上げなおすとCD等を入れたとききちんとmountされる。
PSプリンタの設定
- http://localhost:631/にアクセス
- [プリンタ管理]をクリック
- [プリンタ追加]をクリック
- 以下のように設定
- 名前 : なんでもよい
- 場所 : なんでもよい
- デバイス : AppSocket/HP JetDirect
- デバイスURL : socket://IPアドレス:9100
- メーカー : Postscript
- モデル名 : Generic postscript printer (en)
Canonプリンタの設定
詳しいマニュアルがCanonより出ている。http://cweb.canon.jp/drv-upd/bj/bjlinux240.htmlから次のファイルをダウンロードしてtarを展開して読めばよい。
- PIXUS 560i用CUPS操作説明書 (guidepixus560i-2.4-0.tar.gz)
$ xvfz guidepixus560i-2.4-0.tar.gz
- http://cweb.canon.jp/drv-upd/bj/bjlinux240.htmlから以下のファイルを適当なディレクトリにダウンロード
- 560irpmパッケージ (bjfilterpixus560i-2.4-0.i386.rpm)
- CUPSrpmパッケージ (bjfiltercups-2.4-1.i386.rpm)
- ディレクトリに移動して、suで以下のようにインストール
$ su # rpm -ivh bjfilterpixus560i-2.4-0.i386.rpm # rpm -ivh bjfiltercups-2.4-1.i386.rpm
なお以下のようなエラーが出たときの対処法# rpm -ivh bjfilterpixus560i-2.4-0.i386.rpm エラー: 依存性の欠如: libgdk-1.2.so.0 は bjfilterpixus560i-2.4-0.i386 に必要とされています libglade.so.0 は bjfilterpixus560i-2.4-0.i386 に必要とされています libgtk-1.2.so.0 は bjfilterpixus560i-2.4-0.i386 に必要とされています libpng.so.2 は bjfilterpixus560i-2.4-0.i386 に必要とされています # apt-get install libgdk-1.2.so.0 # apt-get install libglade.so.0 # apt-get install libgtk-1.2.so.0 # apt-get install libpng.so.2
- cupsのリセット
# /etc/rc.d/init.d/cups restart
- http://localhost:631/にアクセス
- [プリンタ管理]をクリック
- [プリンタ追加]をクリック
- 以下のように設定
- 名前 : なんでもよい
- 場所 : なんでもよい
- デバイス :USB Printer #1
- メーカー名 : Canon
- モデル名 : Canon PIXUS 560i ver.2.4 (en)
LinuxからWindowのファイルを見る
$ su - # mkdir /mnt/win (これは初回だけ) # mount /dev/sda1 /mnt/win
rootアカウントでしか開けないけどまあいいでしょう。
rootのファイルブラウザは、
$ su - # nautilus &で立ち上がるのでそれで操作すればよい。
アンマウントは
#umount /mnt/win
irafのインストール
iraf関連の日本語のマニュアルはhttp://hamalabo.sakura.ne.jp/software.htmlが詳しい。以下は私が実際にインストールしたときの内容をメモしたもの。
- ftp://iraf.nao.ac.jp/IRAF/iraf/v214/PCIX/から以下をダウンロード(保存は/tmpに)
- README
- as.pcix.gen.gz
- ib.lnux.x86.gz
- nb.lnux.x86.gz
- pciraf.ps.gz
- unixsmg.ps.gz
- irafを入れるフォルダを作る
$ su - # mkdir -p /iraf/iraf
- irafというユーザーアカウントを作る
# /usr/sbin/groupadd -g 5001 iraf # /usr/sbin/adduser -c "IRAF Administrator" -d /iraf/iraf/local -g iraf -s /bin/csh -u 5001 iraf # passwd iraf # chown -R iraf.iraf /iraf
- irafユーザーでtarを展開
$ su - iraf $ setenv iraf /iraf/iraf/ $ cd $iraf $ tar xvfz /tmp/as.pcix.gen.gz $ cd /iraf $ mkdir -p irafbin/bin.linux $ cd irafbin/bin.linux $ tar xvfz /tmp/ib.lnux.x86.gz $ cd /iraf $ mkdir irafbin/noao.bin.linux $ cd irafbin/noao.bin.linux $ tar xvfz /tmp/nb.lnux.x86.gz
- インストールを実行
$ setenv LANG C $ setenv iraf /iraf/iraf/ $ cd $iraf/unix/hlib $ source irafuser.csh $ ./install -n これはインストールの実験(実際にはインストールされない) Would you like to return to netwarking setup?のところだけNo $ su (-を付けない!) # /bin/csh # setenv LANG C # ./install
iraf設定
- login.clの設定
$ su - # vi /iraf/iraf/unix/hlib/login.cl 引数を以下のように変更 set stdimage = imt2048 ←dispで見られる画像サイズの大きさを変更 set imdir = "HDR$/" set imtype = "fits" ←標準でfitsの拡張子が付く set imextn = "oif:imh fxf:fits,fit,FIT plf:pl qpf:qp stf:hhh,??h"
なおlogin.cl内の行始めの#はコメントアウトを意味する点に注意。 - dispコマンドで表示させる範囲の変更
cl> reset stdimage = imt**** ****は画像サイズの大きさ。2進数が良いらしい(512,1024,2048等)
xgtermのインストール
- ftp://iraf.noao.edu/pub/から以下をダウンロード(名前をxgtermとして/tmpに保存)
- xgterm.fedora
- 以下の手順でファイルをパスの通ったところに置く(それだけ)
$ su - # cd /tmp # chmod 755 xgterm # mv xgterm /usr/local/bin
ds9のインストール
- ftp://sao-ftp.harvard.edu/pub/rd/ds9/linuxから以下をダウンロード(/tmpに保存)
- ds9.linux.5.3.tar.gz
- 以下の手順でtarを展開し、ファイルをパスの通ったところに置く(それだけ)
$ cd /tmp $ tar xvfz ds9.linux.5.3.tar.gz $ su # mv ds9 /usr/local/bin
scpコマンド
ファイル転送に使う。ディレクトリごと転送したいときは「-r」オプションを付ける。またカレントディレクトリに転送したいときはディレクトリ名を「.」とする。
- ローカルからサーバーに転送
$ scp 「転送したいファイル」 「ユーザー名」@「アドレス」:「転送したファイルの入るディレクトリ」
- サーバーからローカルに転送
$ scp 「ユーザー名」@「アドレス」:「転送したいファイル」 「転送したファイルが入るディレクトリ」
gnuplot
グラフを書くソフト。なぜかVineに入ってなかった。のでインストール
$ su - # apt-get install gnuplot
gnuplotで注意することは、プロットファイルを読み込むときは、
$ load "プロットファイル"
とダブルクォーテーションで囲んでやる必要がある(あたりまえ)。また、知りたい事(例えばベクトル表示の方法とか)があれば
gnuplot> help vector
とすれば例付きで教えてくれる。なお以下に適当なサンプルを置いておくので参考に。
awk
簡単にファイル処理ができる。ファイル処理するときは
$ akw -f awkファイル名 処理したいファイル > 結果のファイル
なお、有用なコマンドは以下のとおり
- match
- split
tr
文字列の置換
$vi test m42.fits 2009-12-07T18:22:11 $ tr : " " < test | tr - " " | tr T " " m42.fits 2009 12 07 18 22 11
paste
ファイルとファイルを列でくっつける。以下、例。
file1
a b c d
file2
1 2 3 4
$ paste file1 file2 > file3
file3
a 1 b 2 c 3 d 4
find
ファイル名を検索。すべての領域を検索するのであればrootでやらなければならない。なおホームディレクトリは ~ 。
$ find 検索するディレクトリ -name 検索条件
(例) $ su - # find ~ -name flux.cpp
diff
2つのテキストファイルを比べて違う行を表示。
$ diff ファイルA ファイルB
chmod
ファイルのアクセス権を変更する。有用なのは777(全部OK)と755(所有者のみ書き込み可)か?
r = 4 w = 2 x = 1
$ su - # chmod -R 777 ファイル名
-R オプションはつけるとそのフォルダの下も帰納的に変更できる。
USBメモリのmount
最近のLinuxは自動で認識するが認識しないときもあるので、そのときはmount処理をする必要がある。mountはrootでしか行えない。以下Fedora Core 2の場合。
$ su - # mount /dev/sda1 /mnt/flash
これで/mnt/flashがUSBメモリとなる。ちなみにsda1とはSCSI型装置という意味らしい。
取り外すときは
$ su - # umount /mnt/flash