図1の様に平面を考え、x軸方向に無限に広がった波長の光が幅の単スリットに入射して角度 の範囲に回折した場合を考える。 スリットに入射する前で波数 は、不確定性関係Eq.(3)より、
ここで、より、となるので、 |
多くの量子力学の教科書を見ると、回折をHeisenbergの不確定性関係Eq.(1)を用いて説明しているが、 その必要はなく、古典的な観測の不確定性関係から導くことも可能であり、むしろこちらの方が実際の観測に於いては本質的な意味を持っている。
fat-cat 平成17年5月21日