電磁波は光速度という有限の速度で時空上を運動しているので、 粒子がの間に発した電磁波をそれよりも短い時間間隔で観測した場合、電場強度は大きくなる。これが相対論的ドップラー効果である。
時空図上で(a)は非相対論的な粒子、(b)は相対論的な粒子である。(a)の場合、粒子がの間に発した電磁波を の間に観測することになるが、図より であるから、 ビーミングは起こらない。一方(b)の場合は、 であるので、ビーミングが起きることが分かる。
著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp