周波数分布は、中心周波数の廻りで
程度の広がりを持つ。
この物理的理由を波の干渉を用いて定性的に説明せよ。
ここで
をcoherent time(可干渉時間)という。
無限の過去から無限の未来にわたってEq.(9)が観測できれば、観測される周波数に広がりはなく、
周波数の完全な単色光として観測される。しかし有限の時間
の間のみの観測ではそのようにはならない
。
この時の周波数の広がりを
としてこれを評価する。
このとき最大の周波数は
と書き、
最小の周波数は
と書く。
ある位相の波をうち消す波の位相は、もとの波の位相に比べ
だけずれている必要があるが、
全ての位相の波についてこれが成り立つのは波の位相が
で一回りするので、
全ての周波数の波の位相が0から
の範囲に分布したときである。
よって、