熱平衡にある体積 の容器の中に 個の気体粒子があるとする。
位相空間の単位体積当たりの粒子数を
と書けば、
位相空間内の微小体積中
に存在する粒子数は、
で与えられることになる。
は分布関数などと呼ばれる。
分布関数
が空間的に一様であるとすれば
と書くことができるから、
位相空間について積分して
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(1) |
を得る。
が運動量空間について等方的であるとすれば、
は運動量の絶対値
のみに依存し、
となる。
ここで
は微小立体角である。
このとき運動量の絶対値 が と との間にある粒子の数密度を と書けば、
で与えられる。
分布関数 は一般に、
粒子の運動量 だけに依存するだけでなく、
温度 や化学ポテンシャル にも依存するので、
上の式は
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(2) |
と書くことができる。
上の分布関数 は全立体角について積分したものになっているので、
運動量の絶対値 が との間にある単位立体角当たりの粒子数密度は、
で与えられる。
fat-cat
平成16年11月28日