系に周波数 
 の電波の発信源があり、その電波を
 で観測するとすると
Eq.(8) より、観測者が観測する電磁波の周波数
は、
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(9) | 
 
となる。特に 
 のときは、発信源が観測者に対して速度 
 で遠ざかる場合となり、このとき
となり、観測者が観測する周波数は発信源のそれより小さくなる。
従って電波が可視光線の場合には、
スペクトル線が赤色の方向へずれるので、赤方偏移(Red Shift) と呼ばれる。
また 
 のときは、発信源が観測者に対して速度 
 で近づく場合となり、このとき
となり、観測者が観測する周波数は発信源のそれより大きくなる。
従って電波が可視光線の場合には、
スペクトル線が青色の方向へずれるので、青方偏移(Blue Shift) と呼ばれる。
これら二つの場合を併せて縦ドップラー効果と呼ぶ。
fat-cat
平成16年11月29日