Teaching

学部2年生向け(後期)

天体物理学実習I

この講義では、天文をやっていく上で最低限必要な物理及び計算機の知識を、実践的な問題を解く事を通して身につける事を目指している。具体的には、身の回りの現象を物理的に説明したり、数値計算をして再現する事を行う。講義は演習方式になっている。毎週あるテーマに沿った問題を出題するので、それを解き、調べた事柄を前に出て発表してもらう事で、他人にわかりやすく説明する能力をつけてもらう。

大学で担当している講義等

イタリア、フィレンツェにて

学部3年生向け(通年)

天体観測

この講義では、天体観測を行う上で必要な知識を身につける事を目指している。光学の基礎、天体望遠鏡のしくみ及び回折限界、限界等級等の考え方、天球座標系、実際の観測における減光補正の考え方等を説明する。また、検出器の動作を理解し、その性能を評価するため、CCDのリニアリティー、ゲイン、ダーク、リードアウトノイズ等の評価をする実習を行う。また、それらのデータ解析を行う事を通して計算機に慣れ、IRAF(天文データ解析ソフトウエア)の使い方を学ぶ。機会があれば実際に天体観測を行う。

学部4年生向け(通年)

卒研ゼミ

今年度は1人の学生の面倒を見ている。学生の興味を見ながら課題を与え、それについて調べて発表してもらう形式をとっている。今面倒を見ている学生さんは非常に優秀な人であるため、以下の事をやってもらっている。

lomb-scargle 法による周期解析ソフトの改良。特に、「ピーク検出」アルゴリズムの開発。

・アンドロイド携帯用の、天文アプリの作成。

・ロボット望遠鏡用の、観測スケジューリングソフトの開発。

大学院生

学生さん募集中

東北大の大学院入試に合格し、板研に入りたいという、優秀な学生を募集中。私自身の研究テーマは、ざっくりと言うと「晩期型星の観測的研究」であるが、晩期型星に拘ってはいない。

恒星に関係した未知の事柄を、観測的に明らかにして行きたい人、一緒に研究しましょう。板研志望の学生に求める資質は、何より、「たくましい」事です。