~講義内容の紹介~




物理学D(1セメスター):李 宇珉
主に物理学科の1年生を対象にした初等物理数学の講義。物理学科の学生を二ク ラスにわけて、そのうちの一クラス約60人を担当。毎回講義の最初に小テスト を行い、その成績が芳しくなかった人には補講の受講を義務づけている。ここし ばらくの補講担当は、吉田さんです。

恒星物理学Ⅰ(6セメスター):斉尾 英行
恒星大気について基礎的な事柄から出発し、エネルギー輸送、吸収・発光につい て一通り解説したのち簡単な恒星大気モデルやスペクトル線について解説してい く。成績は授業毎に出すレポートと、年によっては期末考査により評価する。

天体物理学3(6セメスター):李 宇珉
天文の勉強をするうえで必要となる(かもしれない)初等流体力学の講義。流体 の運動を記述するのに使われるラグランジェ形式やオイラー形式から始まって、 粘性流体の運動方程式を含む流体運動の基礎方程式の導出、音波や内部重力波な どの波動現象、星風・降着流などの遷音速流や衝撃波、対流不安定性など流体の 不安定性、初等電磁流体力学、幾何学的に薄い粘性降着円盤、爆風波などについ て解説している。

恒星物理学Ⅱ(7セメスター):斉尾 英行
恒星内部構造と進化について。恒星内部で起きている出来事を解説する。始めに どのようにして恒星は自身を支えているか、それを構成するガスの状態方程式は どのように書けるのか、またエネルギー源となっているものは何かといった事柄 を解説し、構造の進化モデルの計算と太陽を含む主系列星の内部構造を解説する。 成績評価はレポートとする。

恒星物理学特論Ⅱ(大学院2学期):斉尾 英行
恒星の内部構造とその進化
1.恒星の内部構造と進化を記述する基本式の概説
2.主系列性の内部構造
3.恒星誕生からヘリウム燃焼段階までの進化
4.恒星の末期進化
5.恒星の振動
6.恒星風
7.白色矮星
成績は出席とレポートで評価する

天文学セミナー(学部4年次):李 宇珉
2010年度はコンパクト星について基礎的な事柄を学ぶ。毎回教科書を使った輪 講を行い、章末の演習問題を解くことで理解を深める。今年度は教科書として
Black Holes,White Dwarfs,and Neutron Stars
THE PHYSICS OF COMPACT OBJECTS
Stuart L.Shapiro
Saul A.Teukolsky
を使う。

天文学セミナー(学部4年次):斉尾 英行
恒星の内部で起きている出来事について広く学ぶ。教科書は適に指定し、セミナー 毎に学習してきた事柄を学生が発表する。指定する教科書は学生の興味に合わせ様々 な文献を用いる。例えば、
An Introduction to Modern Stellar Astrophysics
Dale A. Ostlie
Bradley W. Carroll
など

院生ゼミ:斉尾 英行
セミナーの延長線。学生が今後研究していく上での礎となる、恒星物理学の基礎を教 科書、論文等から骨身に叩き込む。また、適に具体的な数値計算を課題とすることも ある。使用する教科書の例として、
Stellar Interiors
Physical Principles, Structure, and Evolution(2nd edition)
Carl J. Hansen Steven D Kawaler Virginia Tremble
などが挙げられる。

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