プラズマ中の電磁波による情報伝達速度は群速度
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(1) |
と書ける。ここでは
として展開した。この結果から、天体から発せられたパルスが時間後に観測者に届いたとすると、これは
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(2) |
と書ける。上式では天体までの距離で、最後の項は天体と観測者間にあるプラズマによる到着の遅れを表しており、この部分を
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(3) |
と書く。
はdisperdion measureといい、一般に
で書かれる。具体的に数値を入れると
となる。
図1はパルサーの電波観測の結果である。縦軸は周波数、横軸は時間。斜めに連続なラインが見られるがこれはパルサーからのシグナルである。
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著者: 茅根裕司 chinone_at_astr.tohoku.ac.jp