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原子の電離とSahaの式
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4 数密度(励起状態も考慮した場合)
5
Saha の式
を使うと、
であるから、(
9
)より
であるから
(
12
)
が導かれる。これは
Saha の式
と呼ばれている。
電子の数密度を電子の部分圧に置き換えれば
を使って
(
13
)
と書ける。 Saha の式を解くには、 分配関数を計算する必要があるが、 それは一般に簡単ではない。 気体の温度(平均の熱エネルギー)
が、基底状態からの励起エネルギー
に比べて十分低いときは、 分配関数を基底状態の統計的重みで近似することが良く行われる。 即ち
(
14
)
と近似する。
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fat-cat 平成16年11月29日