原子はその中の電子の配置により様々なエネルギー状態をとりうる。
ある原子についてある一つの可能なエネルギーを占有している原子数を決めることは、
一般に難しい問題ではあるが、
原子がまわりと熱平衡にある場合、
問題はずっと簡単になる。
占有数は(励起のメカニズムによらず)
エネルギーレベルと温度や密度によって決まる。
ある原子のエネルギーレベル(励起状態)をその基底状態から測ったときの値を とし、
そのエネルギーレベルのある原子の単位体積当たりの数を
とする。
基底状態は、
従って、
、
と表される。
このとき、
番目の励起状態にある原子の単位体積当たりの占有数は
fat-cat 平成16年11月29日