実際に先ほどの積分
を計算してみる。
この積分は、積分変数
の値を大きくとると
が数値的に発散してしまうので、
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(6) |
と書き換えて計算するのが適当である。
ここで
は適当に大きな数であり、
は適当に小さな数である。
とすると、数値積分領域に被積分関数中分母が
が零となる点が含まれることになるので、
数値計算をするときは、
適当に小さな
を使う必要がある。
今回は
を指定するのではなく
と
の差の絶対値が十分小さな値以下になるまで計算する様にした。
実際のところはグラフから分かるように高々
程度で被積分関数は
程度の大きさになるので、
の値が十分大きくなる前に値が求まることになる。
計算結果は次の通りである。(
としてある。)
のときの値が最も理想値に近い。
fat-cat
平成16年11月27日