Eq.(6)より関数的パルス電圧をかけることは、
までの全ての各周波数の電圧を、初期位相零で同じ強度でかけることと等価であることが分かる。
Eq.(6),Eq.(7)より全ての正の各周波数
に対して、
なので、
入力に対して出力の位相が遅れることになる。
では出力電圧の振幅は、
入力電圧と等しいが
では、出力は入力より減少し、
その差は
が大きくなるに従って大きくなる。
従って、RC回路は低周波は減衰無しに通すが、
高周波は減衰させる効果を持つことが分かる。
これはつまりRC回路が低い周波数を選択的に通すLow Pass Filterとして働いていることを示している。
カットオフが起きる周波数の目安は
Low Pass Filterの効果を目に見える形で表すために、 伝達関数Eq.(8)を元に周波数特性を考える。 伝達関数の絶対値をとると
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確かに低周波数域をよく通し、 高周波数域を通しにくいlow pass filterとして働いていることが分かる。
fat-cat 平成17年2月17日