Raytheon Vision System (RVS) 訪問メモ  本原+東谷

2009/8/27 9:00-14:00
出席者:本原、山田、東谷
        Liz Corrales (RVS, manager)
        Richard Peralta (RVS,Astronomy TeamでElectronics中心に全般)
        Roger Holcombe (Acumen) 元RVS
        Alan Hoffman (Acumen) 元RVS


●Si:Sbの可能性
 - RVSはSi:Sbはやっていない
 - AQUARIUSのROICにDRSのSi:Sbをのせることは可能
 - Dutch StaplebrookがDRSを退職している。彼に一度コンタクトしてみると
   いいかも(直接RVSがDRSに提供を依頼することは無理)

●AQUARIUS
 - 今まさにHypertizeしているところ。
 - ESO (Gart Fingerのとこ)が5個すでに予約購入しているらしい

●VIRGO
 - 爆発の問題はない。
    5分で77Kまで冷やす冷却サイクルを5000回実施して問題ない。
 - Substrate Removalはしなくても、Jバンドの量子効率は低下していない
    (Yは?聞き忘れた)
   フィルターの制作を考えると、Substrate Removalはしなくてもいいのでは?
   => ただし、分光したときにフリンジが出るかどうかはやって
      みないと分からんとのこと
 - Dark Current
   チップによってばらつきが大きい。大きいものは5-6 e-/pix
   小さいものは0.025e-/sec (VISTAのチップの測定)
 - Readout Noise
   15e-rms
 - Persistence : SNAPのRoger Smithのレポートがあるはず
   =>山田さんが送ってくれる
 - ピクセルサイズ 20um。
 - Cross Talk なさそう。
 - 4 or 16 outputs。
 - モザイクしたときの最小間隔は1.76mm x 2.73mm
 - モザイクのアラインメントはRVSで行う。宇宙用パッケージも可能。
 - 膜厚がチップによって微妙に異なるため、高さ方向もアラインメントする。焦点面が曲面でも可能。
 - Cutoffはカスタマイズ可能。
 - Quantity, Spec, Delivery Scheduleがほしい

●読み出し回路
 - SEIR (www.seir.com) との共同開発
 - 8cm x 15cm x 20cmくらいの箱にボードが4枚はいって、8chの読み出しが可能。
 - 1箱で1-2個の検出器を制御できる。
 - ソフトウェアはWindows
   UK(VISTA)はLinux Driverを自主開発して使っている模様。
 - さらにノイズ軽減のためのMultiple Samplingも可能。
 - 宇宙用には設計されていない。

●その他
 - 工場見学したが、ほとんどみれず(技術開示契約をしないとけない)
 - Lizに、「いろんな噂があるが、公平な比較をしてほしい」と最後に念を押される。
   Raytheonも随分と厳しい状況にあるようだ。
 - まずは技術開示契約を進めることにする。