フィルタホイールの検討
2009年7月14日 東谷

検討課題
  ・瞳+200mm (検出器側)、ビームサイズは 140mm
   のところでフィルタホイール式にするとどんな感じか。


疑問
  ・R方向の空間はどれだけ空いているか?
  ・フィルタ厚みはどのくらいになるか?


メリット
  ・駆動部分は1つのステップモータと回転ギヤだけであり最も標準的なやり方。
   実績のある駆動機構(モータ等)を応用できる。
  ・フィルタの製作もそれほど困難ではないこと。
  ・パタパタに比べてバッフリングしやすい。


デメリット
  ・ターレット径が大きいこと。打ち上げの振動に対して1点で支えられるか。


検討項目
  ・フィルタを何枚にするか。
  ・二段式にできるか?


ポンチ絵のポイント
  ・1段6枚にする場合、1枚はブランクとしてフィルタは5枚、
   2段にすれば10枚入る。
  ・フィルタ厚みは10mmで描いている。
  ・ホイール径は500mmくらいにおさまりそう。
  ・2段式で厚さ(光軸方向)は100mmくらい(フィルタ厚による)。
   ちなみに、JWSTのホイール径は307mm、9100g、ポジション数は8。
  ・φ140mmフィルタの場合、これ以上ホイールを小さくすると無駄な部分が増える。
  ・位置センス方式にも依るが、InfraredLab式にホイールの円を多角形でカットすると位置センサなどの
   取り付け精度が上がるかも?軽量化にもなる。
  ・ベンチの形状、次の光学系とのアッセンブリ、アラインメントの基準点、はどうするか。
  ・超高真空+極低温+耐放射線仕様のモータを想定。たとえばPhytron 。

  


そのほか
  ・Barrとかだとφ10"までの赤外平面板フィルタは作れると書いてある。
  ・JWST/NIRSpecのフィルタホイールについてメモ