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第1503回 天文学教室談話会

日時

2017年8月21日(月) 16:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

林 将央(国立天文台)

題目

すばるとアルマによる輝線銀河探査

要旨


銀河から放射される輝線スペクトルは、星形成率やガス量などの銀河の性質を特徴づけるのに有用である。我々は、すばる望遠鏡のHyper Suprime-Cam (HSC)を用いた戦略枠サーベイによる輝線銀河探査、および、アルマ望遠鏡を用いた輝線銀河探査を進めている。本講演では、これらの輝線銀河探査の最新成果を紹介したい。HSC狭帯域フィルターデータから、これまでで最大規模のz=0.25-1.47の輝線銀河サンプルを構築した。HSCの広視野のおかげで、星形成銀河の数10Mpcにもおよぶ大規模構造を描き出すことができ、幾つかのフィラメント状の交点には銀河団が存在することを確認した。このユニークなサンプルに加えて、これらの輝線銀河を使って進められているプロジェクトの成果についても示す予定である。また、アルマ望遠鏡によるz=1.46の銀河団の観測から、17個もの銀河団メンバー銀河からのCO(2-1)輝線を検出することに成功した。銀河団中心からの距離と視線速度の関係(phase space)は、これらのガスリッチ銀河が他の銀河団メンバーに比べて銀河団に降着してきて間もないことを示唆する。遠方銀河団における、ガスリッチ銀河の進化段階について報告するとともに、分子ガス量をもとに銀河団銀河の進化過程について議論したい。

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【The Colloquium Committee in 2017】
Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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