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第1478回 天文学教室談話会

日時

2016年11月28日(月) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

小宮山 貴洋

題目

明るい星専用赤外線望遠鏡IR-TMTの開発及びRCB型変光星の星周減光の解析

要旨


一部の変光星は周期光度関係(PLR) : M = alogP + bをもつ。PLRが既知ならば、ある変光星のP,<m>を観測すれば、Mや、減光を無視すればDが求まる。つまり、銀河系内のPLRを正確に知れば、距離の推定が正確な変光星をトレーサーとして銀河面深部の力学構造を調べる事ができる。MCs中では全ての変光星までの距離は等しいとでき、<m>の差をMの差とできるからMCs中の変光星で、これまでPLRは研究が進められてきた。しかし、PLRの傾きaは決められても、Dが不明なためbは決まらない。これまでは、他の様々な方法で見積もったMCsまでの距離を使っているが、それらは方法毎に異なり、その系統誤差は大きい。また、銀河系内の変光星を使ったPLRの研究は、距離が既知の変光星が少なく進んでいない。したがって、減光の小さい赤外線で系内の近傍の変光星を精度よく観測すれば、GAIA衛星のデータと併せてPLRを決めることができる。セファイド変光星やミラ型変光星の典型的な変光周期は数十日と数百日程度であり、長期間装置を専有して観測する必要がある。そこで、我々は広視野で明るい星の観測に特化した、赤外線観測装置(IR-TMT)を開発した。本発表では、その開発の過程や岡山天体物理観測所での試験観測の結果などについて報告する。また、これとは別にRCB型変光星に関する研究についても述べる。RCB型変光星は水素が欠乏したcarbon-richな、星の終末期段階の変光星であり、不規則に星周に炭素のダスト雲を形成しそれによって、数等の減光を起こす。本発表では、南アフリカ赤外線天体観測所 IRSF/SIRIUS において8年間日渡って取得されたデータなどを用いて、RCB型変光星の星周減光について解析した結果を報告する。

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【The Colloquium Committee in 2016】
Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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