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第1474回 天文学教室談話会

日時

2016年11月14日(月) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

花上 拓海

題目

明るい星専用赤外線望遠鏡IR-TMTの開発

要旨


最も基礎的な観測方法は測光観測であり、特に赤外線域では可視域に比べて星間減光の影響が約1/10と小さく、近傍の星は減光の影響を無視できるため、星の真の明るさや色を容易に導くことができる。また、近傍の明るい星は距離測定や測光、分光といった様々な方法を適用し観測ができるため、より多面的に情報を得ることができる重要な観測対象である。そのため、星の研究を行う際に、近赤外線で明るい星の精度良い測光観測データは必要不可欠なものである。しかし、2MASSによる近赤外線の測光観測では、約5等より明るい星を境に測光誤差が15%以上と大きくなっており、測光精度がとても悪い。そこで我々は近赤外線で明るい星の測光観測を精度良く行うための観測装置IR-TMTを開発した。IR-TMT(InfraRed - Thirty Millimeter Telescope)は板研究室・市川研究室共同で開発した6等より明るい星にターゲットを絞った近赤外線撮像装置であり、岡山天体物理観測所構内の4mドームに収められた全計算機制御の赤道儀式架台に搭載されている。IR-TMTでは、主要テーマの一つとして「近赤外線で明るい星の測光カタログの作成」を掲げており、岡山天体物理観測所から観測可能な赤緯-30度以上の6等より明るい星、約12万個を3%以下の精度で測光観測を行う計画である。本望遠鏡は明るい星を観測対象としているため口径は30mmと小さく、また約25平方度という広い視野を持っており、この広視野を活かすことで効率よくサーベイ観測を行うことができる。現在は岡山天体物理観測所にて、観測運用に向けた試験観測ならびに観測システムの整備を進めている。今回は試験観測の結果ならびに観測装置の性能について報告を行う。

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Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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