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第1471回 天文学教室談話会

日時

2016年10月31日(月) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

荒田 翔平

題目

初代銀河における球状星団形成について

要旨


我々の銀河に存在する球状星団は、非常にコンパクトかつ高密度な特徴的な天体である。100億年以上前に形成されていながら現在でも観測可能であるため、宇宙初期の環境について重要な情報を含んでいる''化石''として興味が持たれている。観測精度の向上により新たな観測的性質は次々と明らかになっている一方で、その形成や進化の過程については未だ解明されていない。近年、宇宙論的N体シミュレーションによって、球状星団はz~10の初代銀河で形成される可能性が高いことが示された。そこで今回我々は、初代銀河内における熱的不安定性に着目し、球状星団が形成される可能性のある高密度ガスクランプの性質について調べた。3次元流体計算によって初代銀河の合体に伴う進化、星間ガスの熱的不安定性について調べた。結果として、銀河衝突によって作られる衝撃波の後面では球状星団の母天体となる高密度ガスクランプが形成されることを示した。一方で、本研究の銀河内で形成されるガスクランプの質量は、一様密度場で解析的に見積もられるものに比べて大きくずれることも同時に分かった。これは銀河のダイナミクスが絡んでいるためであり、どのような質量のガスクランプが形成されやすいかを知るには、銀河衝突に関わるパラメータサーチが必要となる。最後にここで形成されたガスクランプのその後の進化について議論する。

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Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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