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第1457回 天文学教室談話会

日時

2016年07月08日(金) 15:00

場所

合同C棟 多目的室

講演者

森岡 真代(東北大学天文学専攻)

題目

GRAMORを用いたレンズ統計による宇宙論パラメータの制限について

要旨


重力レンズ現象の発生確率や予測観測個数を求め統計的な議論を行うレンズ統計は宇宙論の議論を行う上で非常に有力な方法である。先行研究ではイメージが強く歪められるアークや、1つの天体に対し複数のイメージが生じるmultiple-imageなどを用いた議論が多数なされているが、本研究ではGRAMOR(GRAvitationally highly magnified yet MORphologically regular images )と呼ばれる新しいタイプの重力レンズイメージに着目しレンズ統計を行った。GRAMORとは、重力レンズ効果により非常に強く増光されているが、イメージの形は本来の銀河の形を保っているイメージのことである。現在観測されているGRAMORは1天体であるが、アークと同数程度存在していると示唆されている。本研究では、LoCuSS(The Local Cluster Substructure Survey)と呼ばれるすばる望遠鏡による銀河団サーベイのデータを用いてGRAMORの発生確率を計算した。その結果、GRAMORの発生確率はアークに比べ宇宙論パラメータへの依存性が大きいことが明らかになった。次に、CLASH(The Cluster Lensing And Supernova survey with Hubble)サンプルに対しGRAMORの予測観測個数や発生確率を求めた。これらの結果から、GRAMORが統計がアーク統計に変わる宇宙論パラメータの有力な制限方法となる可能性について紹介する。

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Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
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