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第1455回 天文学教室談話会

日時

2016年06月20日(水) 15:00

場所

合同C棟大輪講

講演者

仲内 大翼(東北大学天文学専攻)

題目

巨大な質量降着率下で進化する超大質量星からの星風について

要旨


初代銀河における特別な環境下では, 0.1-1太陽質量/年という非常に高い質量降着率のもと原始星が進化し, 最終的に10万太陽質量をもつような超大質量星が形成される可能性がある. このような超大質量星は高赤方偏移で発見された超巨大ブラックホールの起源天体として注目されている. 近年, 超大質量星の形成過程を調べる一環として, 非常に高い質量降着率下における原始星の進化計算が行われた. その結果, 降着進化の後期段階において原始星はエディントン光度に近い光度で輝き, なおかつ外層が非常に膨張した構造をもつことが明らかになった. このような状況は近傍宇宙において輻射圧を起源とした質量放出を行っているWolf-Rayet星の持つ構造と似通っており, 質量放出が発生する可能性がある. しかし先行研究においては, 静水圧平衡を仮定して星の進化計算を行っているため質量放出の有無を議論することができない. そこで本研究では, その根本において星外層の構造に連続的に接続される球対称かつ定常な恒星風解を構成し, 巨大な質量降着率下で進化する原始星からの質量放出が期待できるかどうかを調べる. また超大質量星がその一生を終えて大質量ブラックホールへと重力崩壊する過程でガンマ線バーストや明るい超新星のような大規模な爆発現象を伴う可能性が考えられる. このような爆発現象の特徴についても簡単に議論する.

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