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第1416回 天文学教室談話会

日時

2015年6月15日(月) 15:00

場所

合同C棟N507

講演者

仲内 大翼(東北大学天文学専攻)

題目

Long Gamma-Ray Burstに関してこれまで行った研究について

要旨


宇宙で最も激しい爆発現象であるGamma-Ray Burst (GRB)のうち,その放射時間が長 い(~10-100秒)種族はlong GRB (LGRB)と呼ばれる.一部のLGRBには超新星が伴うので, Wolf-Rayet(WR)星のような大質量星の重力崩壊が起源と考えられている. 本発表では,LGRBの周辺領域で最近話題になった二つの事柄に注目する.まず,Ultr a-Long GRB (ULGRB)と呼ばれる,LGRBより桁外れに長い継続時間(~10000 秒)をもつ種族が発見されたことである.このようなULGRBの特徴をWR星で説明するの は困難で,有力なモデルとして青色巨星起源モデルが提案された.さらには,紫外線- 赤外線帯域における残光観測から,ULGRBには明るい超新星のような成分が付随する ことが示唆された.本研究では,青色巨星起源モデルに基づけばULGRBのプロンプト 放射だけでなくULGRBに付随した明るい超新星成分も統一的に説明できることを議論 し,モデルの検証を行う. 次に,超新星とLGRBの中間の性質をもつ極超新星の発見が相次いだことである. 従来,極超新星に付随した明るい電波残光の解析により,それらがジェットにより駆 動された超新星爆発であるという提案がなされていた.しかし本研究において明るい 電波残光を再考察したところ,先行研究では放出物質のエネルギーを過剰に見積もっ ていたことがわかった.その結果爆発の形状もジェットではなく,むしろ球対称であ ることと無矛盾であることがわかった.また,光学帯域におけるシンクロトロン放射 光を考え,それが爆発後0.01-1日に極超新星成分に対する前兆放射として検出されう ることを予言した.この前兆放射は爆発の形状がジェットか球対称であるかを区別す る上で有用であることを議論する.

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