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第1414回 天文学教室談話会

日時

2015年6月1日(月) 15:00

場所

合同C棟N507

講演者

矢島 秀伸(東北大学学際研)

題目

多波長輻射輸送計算によるライマンアルファエミッターの形成と進化の研究

要旨


近年の観測装置の発展により、初期宇宙における銀河の形成、進化の様子が現在明らかにされつつある。初期宇宙では、水素のライマンアルファ 輝線を強く 放射している銀河が多く存在することが分かっており、それらはライマンアルファエミッター(LAEs)と呼ばれている。これらLAEsは銀河形成や宇宙の星形成 史を理解する上で重要であると考えられているが、その形成進化メカニズムは未だ謎である。本研究では、宇宙論的流体計算と多波長輻射輸送計算を組み合わ せる事で、LAEsの形成と進化の謎に迫った。結果として赤方偏移6以上においては、周りからの低温ガス降着、それらの冷却過程により、ライマンアルファ光が大量に放射されていることが分かった。これらLAEsからは、ライマンアルファ光と同時に一部の電離光子も銀河から漏れ出し、周りの銀河間ガスを電離する。そして、高赤方偏移LAEsの一部はやがて我々が住む天の川銀河のようなディスク銀河へと進化していくことが示された。本講演ではこれらの結果を紹介するとともに、LAE種族の中でも珍しい天体であるライマンアルファブロッブや異常に高いライマンアルファ輝線等値幅を持つ天体についての我々の理論モデルも同時に解説する。

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【The Colloquium Committee in 2015】
Kenji Toma (toma<at>astr.tohoku.ac.jp)
Yurina Mizuno
Kohei Miyazawa
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