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第1404回 天文学教室談話会

日時

2015年2月16日(月) 15:00

場所

合同C棟N507

講演者

百瀬莉恵子(東大宇宙線研)

題目

Lyαハローで明かす銀河進化と宇宙再電離

要旨


近年、銀河とその周辺環境の境界である「ハロー」が注目を集めている。ハローとは 銀河を取り巻く淡いガス成分のことで、その形状は銀河間空間からのガスの流入と銀 河からのアウトフローによる流出の収支を反映していると考えられている。そのため ハローの形状・性質を理解することは、銀河の星形成史や、それに伴う進化過程を明 らかにする上で重要となる。ハローの観測的な検出には、Lyα輝線が非常に有効なト レーサーであることが知られている。Lyα光子は中性水素ガスによって共鳴散乱を受 けるという特徴をもつ。そのため、ハロー内で淡く広がった中性水素によりLyα光子 が散乱されると、その散乱光でハローが照らし出されると期待される。この、Lyα輝 線で淡く検出される銀河のハロー構造をLyαハローと言う。理論的には、Lyαハロー の存在は宇宙論的シミュレーションやLyα輻射輸送計算により10年ほど前から予言さ れていた。一方観測的には、検出や検証が本格的に議論されだしてから日が浅く、Ly αハローの起源や性質の理解には至っていない。本講演では、z=2.2で発見されたLy α輝線銀河(LAE)から検出されたLyαハローの解析をもとに、その起源や性質につ いて議論する。また、2 < z < 7における複数の赤方偏移で検出されたLAE周囲のLyαハローから示唆されるLA Eの赤方偏移進化や宇宙再電離についても言及する。

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【The Colloquium Committee in 2014】
Shijun Yoshida (yoshida<at>astr.tohoku.ac.jp)
Kimihiro Yamazaki (k.yamazaki<at>astr.tohoku.ac.jp)
Yusuke Okayasu (y.okayasu<at>astr.tohoku.ac.jp)
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