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第1361回 天文学教室談話会

日時

2013年7月1日(月) 15:00

場所

大輪講室

講演者

久保 真理子 (東北大学 天文学専攻)

題目

The MOIRCS spectroscopic observation of the galaxies in the SSA22 protocluster at z=3.09

要旨

大質量早期型銀河の形成進化を理解するためには、現在の銀河団の祖先と考えられる、 遠方銀河高密度領域の観測が重要である。z=3.1 SSA22 原始銀河団は最も顕著な銀河 高密度領域のひとつである。すばる望遠鏡MOIRCS(Multi-Objects Camera and Spectr ograph)による近赤外線深撮像観測データの解析によりこの原始銀河団での大質量銀 河形成を調べた。DRGs (Distant Red Galaxies), SEDフィットに基づくphotometric redshiftから原始銀河団銀河候補を選び、これらの面密度が一般領域に比べて高いこ とをわかった。
しかしながら色、photometric redshiftから選んだ原始銀河団銀河候補の赤方偏移に は不定性がある。これらが原始銀河団銀河であることを確かめるために、近赤外線分 光観測を行った。昨年9,10月にすばる望遠鏡MOIRCSによる多天体分光観測を行い、計 65天体を観測した。その結果、約半数の天体から[OIII]もしくはHα輝線を検出し、 その2/3が原始銀河団銀河であることを示した。これらは比較的赤い大質量銀河であ り、確かに原始銀河団で大質量銀河形成が進んでいることが示された。また、近赤外 線深撮像観測からLyα Blobsの多くは複数の星成分をハロー内に持つことが明らかに なっている。SSA22領域のLABs、サブミリ源の対応天体を分光観測し、それぞれ複数 の星成分が確かにz=3.1であることを示した。これらは大質量銀河形成初期のmultipl e major mergerの途中であると考えられる。

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【The Colloquium Committee in 2013】
Shijun Yoshida (yoshida<at>astr.tohoku.ac.jp)
Takahiro Masuda (takahiro.masuda<at>astr.tohoku.ac.jp)
Mihoko Kato (m.kato<at>astr.tohoku.ac.jp)
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