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第1359回 天文学教室談話会

日時

2013年6月17日(月) 15:00

場所

大輪講室

講演者

沖田 博文(東北大学 天文学専攻)

題目

Astronomical site evaluation at Dome Fuji on the Antarctic plateau

要旨

地上からの天体観測にとってシーイングは空間分解能を事実上決定するパラメー ターであり、シーイングの良い場所で観測する事が本質的に重要である。 南極大陸内陸高原に位置するドームふじ基地はシミュレーションの結果から地球 上で最も自由大気シーイングが良く、また強い乱流層が雪面付近に局在するとも 考えられており、地球上で最も観測条件が優れると考えられてきた。しかしアク セスの困難さや環境の厳しさからこれまで現地での観測条件調査は行われてこな かった。そこで本研究は南極で使用可能な観測装置を開発して現地で実際に観測 することで初めてドームふじ基地のシーイングを明らかにするものである。 中間発表では第48次、第54次日本南極地域観測隊によって実施したSODAR及び DIMM観測の結果について報告する。SODARによる雪面40〜400mの乱流強度分布か ら、日中のシーイング値の下限値を決めるのは太陽からの入射エネルギーで生じ た対流によることがわかった。雪面からの高さ11mで行ったDIMM観測から、地球 上で最良となる0.2秒角以下のシーイングを観測した。また極めて良いシーイン グは日中以外であれば時刻によらずいつでも0.2秒角程度となりうることも判明 した。これらの結果から、ドームふじ基地の接地境界層は高さ11mと同程度であ ること、日中は対流によってシーイングが悪化すること、自由大気シーイングは 地球上最良の0.2秒角であること、が明らかになった。

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【The Colloquium Committee in 2013】
Shijun Yoshida (yoshida<at>astr.tohoku.ac.jp)
Takahiro Masuda (takahiro.masuda<at>astr.tohoku.ac.jp)
Mihoko Kato (m.kato<at>astr.tohoku.ac.jp)
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