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第1355回 天文学教室談話会

日時

2013年4月15日(月) 15:00

場所

大輪講室

講演者

須田 拓馬(国立天文台)

題目

連星種族合成モデルで探る銀河系宇宙初期における初期質量関数の変遷

要旨

宇宙初期に形成されたと考えられている銀河系ハローの金属欠乏星の中には炭素過剰を示す星が数多く発見されており、その元素組成はAGB星を起源とする連星間質量輸送によるものと考えられている。我々はこれまでに、初期質量関数のピークが10太陽質量程度であると仮定することで銀河系ハローの炭素過剰星の分布が再現できることを示してきた。その一方で、このような初期質量関数は窒素過剰の星も数多く生成されることが予測され、実際の観測と整合しないという批判を受けている。本研究では、AGB星からの質量放出が低金属量下では抑制されるという最新の理論に基づき、連星進化の種族合成モデルを構築した。このモデルによって、炭素、窒素過剰星の分布が説明可能であることを示すとともに、ハロー星の分布がSalpeter型の初期質量関数では説明できないことを実証する。また、この結果から得られる銀河系化学進化への影響についても議論する。

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【The Colloquium Committee in 2013】
Shijun Yoshida (yoshida<at>astr.tohoku.ac.jp)
Masaki Takayama (m.takayama<at>astr.tohoku.ac.jp)
Hidetomo Honma (hide<at>astr.tohoku.ac.jp)
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