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第1321回 天文学教室談話会

日時

2011年11月10日(木) 10:30am

場所

大輪講室

講演者

馬渡 健(東北大天文)

題目

53W002高密度領域の構造形成論的観点からの評価

要旨

我々はこれまでに、Subaru/Suprime-Cam とNB413 狭帯域フィルター(中心波長4140Å、 半値幅83Å) を用いて53W002 領域の撮像観測を行い、約31′×24′の視野からEW_0> 25Å(静止系での輝線等価幅)のLyα輝線銀河(LAE)を204天体検出した。53W002領域( 中心(α, δ) = (17h14m14.8s, +50°15′30′′)にz=2.39 の電波銀河53W002)は199 0 年代から原始銀河団の可能性が議論されてきたが、今回の解析により新しく53W002 を南端とする高密度領域53W002F-HDR が発見された。 本講演では、第一に自身の解析により明かになった53W002領域の性質を報告する。 第二にこの領域をテストケースとする構造形成理論を用いた高密度領域のsignifican ce 評価を報告し、これに基づく議論を行う。具体的には、LAE数密度超過の確率分布 関数(PDF)にLAEバイアスを仮定し質量密度超過のPDFを作り、53W002F-HDRおよび視野 内のその他の領域の存在確率を求めた(線形理論と線形バイアス=1.8を仮定した推定 で53W002F-HDRの存在確率は1%)。構造の存在確率は、赤方偏移の異なる様々な密度超 過領域において輝線等価幅・光度分布などのLAEの性質の環境依存性を、構造形成モ デル上で統一的に議論する上で有効な手法になると思われる。

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