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第1303回 天文学教室談話会

日時

2011年06月13日(月) 13:30pm

場所

大輪講室

講演者

岡部信広 (ASIAA)

題目

Subaru Weak Lensing Study for 52 X-ray Luminous Clusters Joint X-ray and Lensing Analysis

要旨

我々は, 多波長観測プロジェクト "The Local Cluster Substructure Survey (LoCuSS)" の一環として、ROSAT全天X線サーベイから無バイアスかつ ヴォリュームリミテッドで選んだ52銀河団の全サンプルに対して, すばる望遠鏡主焦点カメラのデータを用いて、弱い重力レンズ効果の研究を行った。 重力レンズは、銀河団の力学状態に関係なく、 銀河団領域の質量分布を調べることを可能にする唯一の方法である。 本講演では以下の結果を紹介する。 (1) 個々の銀河団の重力レンズ解析結果とNavarro-Frenk-White(NFW)モデルの比較を 行い、 ビリアル質量と中心集中度パラメータの関係を制限を行った。高い統計的有為性で 質量の大きい銀河団ほど中心集中度が低いことが分かった。 (2) 個々の銀河団の重力レンズ信号をスタックすることにより、 平均的な銀河団重力レンズ効果の動径プロファイルを調べた。 この結果、NFWモデルは良いフィットを与えるが、 等温球モデルやコアをもつ等温球モデルなどは 極めて高い統計的有意性で棄却できることが分かった。 我々は、LoCuSSサブサンプル12個に対して、 質量ーX線観測量のスケーリング関係の研究を行った。 本研究では、長年問題であった、観測量のみを用いて、 最も小さいイントリンジックスキャッターを持つスケーリング則を作る方法論を確立 した。 本方法論で導出される 異なる物理量のスケーリング則の相関の測定方法は、 ハイパーシュプリームカムやLoCuSSなどに代表される多波長銀団観測で応用が可能で あり、 銀河団の様々な物理量の相関を調べることが将来期待される。

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